FX自動売買とは? 裁量トレードとの比較とメリット、デメリットを解説!

自動売買

冒頭から、自動売買システムで資産を増やし続けるのは難しいと思っています。

もちろん自動売買を取り入れたことのある経験から言っています。

今回は、「自動売買とは?」というテーマで裁量トレードとの比較、関連性について考察していきたいと思います。

この記事で解決してもらいたいことは以下になります。

自動売買を知って、裁量トレードの魅力を理解する
裁量トレードなしでは、勝てない仕組みを理解する

では、よろしくお願いします。

自動売買とは? そして裁量トレードとは?

自動売買を簡単に説明すると、

独自に開発された売買システムにより、設定された条件下で合致すれば自動的(勝手)に売買されるというものです。

それはつまり、トレードをするうえで、一切の感情や主観というものが排除できる、ということになります。

それならメンタルが弱くてもできそうだと思えますよね

たしかにエントリーする瞬間の「負けたら……お金が減ったら……」という恐怖、葛藤はありません。

でも、だからといって、自動売買が万能という話には当然ならないですよね。

まず、放っておいても勝てません。

何もしないで勝ち続けられるのなら、誰もがFXの成功者になってしまいますからね。

世の仕組みがそんなことを可能にするわけがありません。

では、自動売買システムを取り入れている、とはどういう意味なのでしょうか。

ひとことで言うと、資産運用の一部として取り入れるのであって、自動売買のみで勝ち続けているわけではない、ということになります。

説明の必要はないかもしれませんが、裁量トレードとはプラン立てからエントリー、そして決済までを自身の判断で行うことを言います。

一切の感情や主観をなくしてトレードができることを思えば、たしかに自動売買は裁量トレードにはない魅力が備わっている気がしてきます。

しかし、です。

これがまた、勝てないのです。

もちろん、何もしなければ、です。

自動売買と裁量トレードの関連性

自動売買には裁量が必要です、が結論になります。

自動売買は、言ってみれば知らないうちにポジションを持っているわけです。

たしかにそこには感情や主観は入らない……

自分が気づいていない、まさに知らないうちのエントリーです。

夜中、寝ている間にエントリーから決済までが終わっていて、結果だけを後で知ることもあります。

それが自動売買の醍醐味でもあるでしょう。

ただ、やっかいなのは、気づいてしまったときの感情の動きです。

値動きに一喜一憂してしまいます。
「ああ、下がった!」
「よし、上がった!」

結局同じことです。

挙句には、少し利益が乗ったからとチキン利食いをしてしまうなんてもことにも。

なんのための自動売買なのか。

期待に胸を膨らませてシステムを導入したはずなのに、まったく落ち着かず感情が入りまくりのトレードになります。

「いいえ、自分はまったくチャートを見ません!」そういう方もいるでしょうが、まったく気にならず、「自動売買なのだから任せっきりだ」、とは簡単にはなれないものです。

では、どうすればよいのか。

答えは簡単です。

裁量トレードを身につけるしかない、です。

そして、
自動売買に裁量判断を取り入れるのです!

いずれにしもて、相場の本質を知り、理解することはどちらにおいても必須です。

FX相場の本質とは? 理解なくして勝つことが難しい理由を教えます。
FXとは相場と対峙して、世界の為替相場で取引される「1日あたり約500兆円」ものマーケットから自分の資金源とするべくお金を動かすことを言います。お金とは変幻自在に作り出せるものではないことは言うまでもなく、お金とは、自分の力で獲得するものです。

結局のところ自動売買のメリット、デメリットは?

自動売買のメリットは、エントリー判断をシステムに委ねられる、ということに尽きます。

本業があって、まめに相場を見れない方もいると思います。

睡眠もしっかりと取りたいし

いずれにしてもモニターにずっと張り付いていられないです。

であれば、自動でエントリー判断をしてくれる、これはとてもありがたいことではないでしょうか。

だけどここまで話をすると、デメリットも見えてきます。

勝手に判断されたそのトレードが良い判断ではなくどう考えても負けるのだろうという良くない判断もされる、ということです。

このデメリットがデメリットにならなくするにはどうすればよいのか。

それが前述した裁量を取り入れる、ということになります。

まず、裁量トレード手法に沿って、自動売買でエントリーされたトレードを見直します。

自分ルールに沿っているのであれば、放置です。

もし、自分ルールに沿っていなければ、反証を作ります。

たとえば、このトレードはもはや難しい局面、ここまで値が上がれば(下がれば)もう損切りをしてしまおう、ということです。

その日に重要指標発表が控えている場合、朝から自動売買システムをオフにする、なども裁量だと思います。

もちろん指標発表時の注意喚起は自動売買を提供している業者、個人の方もしてくれています。

すべてを任せっきりで勝ち続けられる、そんな夢のような話はありません。

負けが続いた (ドローダウンした) とき、メンタルを保てますか?

大切なことは、結局は、自分ルールの確立です!

それが自動売買のデメリットを補佐するのだと思いますし、勝ち続けられるトレーダーになるための近道ではないしょうか。



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まとめ

自動売買システムは設定された条件下で合致すれば自動的に売買され、エントリー判断をするにあたって、一切の感情や主観というものが排除できるというものです。

自動売買だからといって、すべてを任せっきりで勝てるものではありません。

だから裁量トレードを取り入れましょう、という話をしました。

良くない判断によるエントリーになることがあります。
その自動売買のデメリットを裁量トレード(自分ルール)で補いましょう、ということです。

それが勝ち続けられるトレーダーになるための近道です。

成功に向かって、頑張りましょう。


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