FXバンドワゴン効果とは? トレードに及ぼす影響を考える!

メンタル・マインド

相場心理を捉えた、〝バンドワゴン〟という心理的効果を聞いたことがあるでしょうか。

以前書いた記事でも少し触れています。

自分を変えたい? 大きく変わる社会! それは願いを叶えるチャンス!
社会、経済活動に大きな変化が起きています。思うのは、やはりいまが〝変わるチャンス〟なのではと。新型コロナウイルス感染の危機、私たちはいま、何を投げかけられているのでしょうか。

人が持っているから欲しくなる、流行に乗り遅れたくないといった心理が働く状態を言います。

FXにおいては、トレンドに乗る、ここでエントリーしないと乗り遅れてしまう、と例えることができるでしょうか。

今回は、『バンドワゴン効果』をテーマにお話しします。

この記事で解決してもらいたいことは以下になります。

飛び乗りエントリーを減らして勝率を上げる
手仕舞いのタイミングを知って、損小を実現する

では、よろしくお願いします。

バンドワゴン効果とは?

以前に〝アンカリング効果〟についてお話ししました。
バンドワゴン効果も同じ行動心理学のひとつです。

アンカリング効果とは? トレードで活用されてはいけない心理! その理由を解説!
心理的効果に、〝アンカリング効果〟というものあることをご存知でしょうか。最初に見た数字、印象に残っている数字が基準になり、そのあとの判断に影響を及ぼすという心理効果です。今回は、行動心理学において細分化されているなかの、〝アンカリング効果〟に絞ってお話ししたいと思います。

では、どういう心理効果をいうのでしょうか。

このような場面を想像してみてください。

大勢の人たちがとても興味、好奇心を持って見ています。
そしてぞろぞろと、
「お、なんだ? なんだ?」と状況がわかっていない人たちも集まってきます。
こんなに人が集まっているだからさぞかし面白いものなのだろうと、見てみたい、遅れをとってなるものかと思う人たちがさらに集まってきます。
どんどん人が増えます。

流行りやその他大勢の意見に向いてしまうこの心理は、安心感を得たい、が一番にあるように思います。

こんなに大勢の人たちが見ているから自分も見てみたい
こんなに大勢の人たちが正しいと思っているから、自分もその意見に同意する

これが〝バンドワゴン効果〟です。

バンドワゴン効果の意味するところ!

大勢が動くところに興味を持つ心理、これをバンドワゴンとなぞらえているのは、以下の話からきています。

最初は少ない人数ですが、バンドワゴンの演奏を聞きながら付いていっている人たちがいます。
   ↓
「なんだろう、楽しそうな音楽だ」と、どこからともなく別の人たちが集まってきます。
   ↓
気づけばバンドワゴンの周りには人だかりです。
   ↓
あまりの人の多さにバンドワゴンは進行を止めざるを得なくなります。
   ↓
動けなくなったバンドワゴンは、こうなったら群がっている人たちを振り払ってやろうとばかりに急発進して、後ろ左右にと進行します。
   ↓
バンドワゴンの激しい動きに人は離れていきます。危なくて、もはやパニックです。
   ↓
バンドワゴンからすれば「よし、人が離れたぞ」と、ゆっくりまた進路を戻して進み始めます。


この状況、どんどん上昇していく相場の勢いと似ていませんか?

バンドワゴンに振り払われ離れた人たちをしらっと横目に、再び演奏しながら進むバンドワゴンに付いていく人たちがいます。

この人たちは、最初に付いていっていた少人数の人たちで、大勢が集まりだしたので一旦その場から離れ、またバンドワゴンがゆっくり行進を始めたのを確認して戻ってきた人たちだそうです。

もうおわかりかと思いますが、上昇していく、つまり相場が盛り上がっているところで飛び乗っては危険だということです。すでに利益を得て、さあ退散するぞ、という人たちが大勢いるわけですから。

少人数のときからバンドワゴンに付いていった人たちは、しっかりと利益を得て離れていきました。そして、相場はいつ落ち着くかな、と虎視眈々と状況を眺めているのです。

バンドワゴン効果はFXにどういう影響を与えるのか!

バンドワゴン効果というのは、飛び乗りしての天井、天底掴みの失敗トレードに対する戒めだと言えます。

後ろ左右へとアクセルをべた踏みにして動いているバンドワゴンに飛び乗ることは、極めて危険な行為である、と理解できると思います。

危なっかしくて、「あ、これは怪我をするな」と、考えるはずです。

飛び乗ってしまい、「だめだ、これは、やってしまった!」と怪我をして、その場を離れます。

すると、そのタイミングで現れる参加者たちがいます。
そうです。虎視眈々と相場状況を眺めて、バンドワゴンの周りの様子を窺っている人たちです。

冷静な状況でこの話を聞いている分には、どのタイミング、どの人たちの動きが正解なのかはわかります。

ただ、わかっていても絶好のタイミングを見極めることが難しいのも、FXなわけです。
恐くて躊躇してしまうこともあるでしょうし。

しかしながら、
場に熱狂して集まった人たちがバンドワゴンに振り回され、そして離れていった時に場に戻れることこそ、押し目買い(あるいは戻り売り)のチャンスであるのだと知らなければなりません。

また、
場が盛り上がってきたぞ、もしくはそろそろ熱狂のピークだろうと、手仕舞いの心づもりをしておかなればなりません。

バンドワゴン効果をしっかり把握して、気持ちの切り替えを可能にしていきたいというわけです。

これは利益を残していくうえで本当に大切なことです。

いま乗らないと儲け損ねるのではないか!

まだまだ伸びるだろうからここで手仕舞いしたらもったいない!

欲は横に置いて、冷静に状況を判断していきましょう。


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まとめ

相場心理を捉えた、バンドワゴンという心理的効果があります。

人が持っているから欲しくなる、流行に乗り遅れたくないといった心理が働く状態です。

FXにおいては、トレンドに乗る、乗り遅れたくない、と例えることができるでしょうか。

バンドワゴン効果というのは、飛び乗りしての天井、天底掴みの失敗トレードに対する戒めです。

いま乗らないと儲け損ねるのではないか!
まだまだ伸びるだろうからここで手仕舞いしたらもったいない!

欲をひとまず置いて、冷静に状況を判断していかなければなりません。

成功に向かって、頑張りましょう。


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