テクニカル分析方法は数あるなかで、これは王道、と言えるものがあります。
それは、〝押し目買い〟と〝戻り売り〟です。
「押し目、戻り」この概念を自分の中に落とし込むだけでも、トレードは劇的に変化します。
まだFXトレードを始めたばかりという人には、覚えてもらいたい分析方法です。
今回は、〝押し目買い〟と〝戻り売り〟についてお話しします。
この記事で解決してもらいたいことは以下になります。
・押し目と戻り目を理解して、優位性の高いエントリーポイントを探したい
・伸びていくポイントを知りたい
どのような手法を勉強していくにしても、トレンドフォローの基礎的なところでもあるので身に着けておきましょう。
では、よろしくお願いします。
「押し目買い」「戻り売り」とは?
▶押し目買いとは……
上昇トレンドが発生しています。
相場は上がったら下がるが本質です。
一時的に下がったところが買いのポイントとなります。
そのとき、明らかなサポートがあれば、そのまま上昇していく可能性は増します。
上記の場合、移動平均線(赤線)がその役割になっていますね。
▶戻り売りとは……
下降トレンドが発生しています。
相場は下がったら上がるが本質です。
一時的に上がったところが売りのポイントになります。
そのとき、明らかな抵抗帯があれば、そのまま下降していく可能性は増します。
上記の場合、押し目買いと同様に、移動平均線(赤線)がその役割になっています。
相場の本質である、〝上がったら下がる〟〝下がったら上がる〟については、別の記事でも紹介していますので、参考にしてもらえればと思います。
「押し目買い」「戻り売り」が王道の理由
押し目買い、戻り売りは多くのトレーダーが活用している分析方法です。
前述の図を見ていると、その理由がわかる気がしませんか?
ぱっと見ても、わかりやすくないでしょうか。
もちろん、わかりやすいというだけではなく、トレンドの発生をしっかりと確認する、つまり方向を間違わなければ、かなりの高確率で利が乗ります。
やはり優位性の高いトレードができるからです。
何よりも重宝される理由は、天井掴みや天底掴みをしてあっという間の損切りへ、が可能性が極めて低くなるということです。
ようするに無駄なトレードが減るわけですね
とにかく押し目、戻りをまつこと、見極めることができれば天井、天底掴みは撲滅できると考えています。
トレンドについては基礎の基礎、活用次第では圧倒的な優位性も兼ね備えています。
まずは「押し目買い、戻り売り」を自分のものにしてしまうことをお勧めします。
「押し目買い」「戻り売り」のメリット・デメリット
『押し目、戻りの活用術!』的なことは、また別の機会でお話しできればと思うのですが、ここでは、押し目買い、戻り売りのメリットとデメリットをまとめてみました。
■メリット
・トレンドを探すというシンプルな考え方から始まる手法であること
・ 利が乗りやすい
・ 安定したリスクリワード比率、そのポイントを見つけやすい
もちろんこのメリットたちが、多くのトレーダーが活用する理由に他ならないわけです。
なんせ、絶大な効果が見込まれるのですから。
方向感を見失うことさえなければ、勝手に利益が伸びていく感覚、が実感できると思います。
上記のチャートでは、直近高値のすぐ下に利確ポイントをおいていますが、やはりすっと伸びていることがわかります。
なるべく引き付けてからのエントリーです。
直近の安値のすぐ下においた損切りポイントまで値幅が少ないことで、1:2という絶好のリスクリワード比を可能にします。
視覚的にもそのポイントを探すのは難しくない、と思いませんでしたか。
■デメリット
・トレンドの発生割合が少ないこと
・トレンド見極めができないと使えない
・タイミングが難しい
……こうして見ていて、
勉強しだいではデメリットでもないかな、という気がしてきます。
トレンド発生は2~3割と言われています。
そのほかの時間はレンジ相場ということになります。
それはトレンド発生が少ないということであって、見極めが難しい、ということではないですよね。
いずれにしてもリアルな相場で「ここだ!」という最高のポイントを見つけるのは容易ではないです。簡単にわかればだれも苦労はしないのですから。
とにかく相場の本質、トレンドを知るうえで〝ダウ理論〟を学んで、「押し目買い、戻り売り」の理解を深めていきましょう。
まとめ
王道とよべる分析方法、それが〝押し目買い〟と〝戻り売り〟です。
その理由、メリット・デメリットを見てきました。
絶大な効果が見込めるチャート分析方法だと思っています。
方向感を見失うことさえなければ、利益が伸びていく確率は高いです。
なるべく引き付けてエントリーをすることで、絶好のリスクリワード比率も見込めますからね。
相場の本質、ダウ理論を学ぶことで、押し目買い、戻り売りの理解は深まります。
成功に向かって、頑張りましょう。
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