FXとは相場と対峙して、
世界の為替相場で取引される1日あたりおよそ500兆円ものマーケットから自分の資金源とするべくお金を動かすこと、
を言います。
まどろっこしい言い方になりましたが、お金とは変幻自在に作り出せるものではないことは言うまでもなく、お金とは自分の力で獲得するものだということです。
もちろんFXに関してだけに言えることではないですが……。
今回は、『相場の本質を知る』をテーマにお話しします。
この記事で解決してもらいたいことは以下になります。
・相場の本質をつかむ
・相場の原理原則を知る
・正しい相場を認識する
相場の本質を理解せずにFXをすることは、ルールが何もわからない状態でゲーム(スポーツ)に参加することと同じです。
いつまでも勝てませんね。
では、よろしくお願いします。
FXで勝てない根本的な原因
〝相場の本質〟について理解を深めていきましょう。
FXで勝てない根本的な原因がそこにあるからです。
相場とは感情の集合体であり、その集合体は上がれば下がり、下がれば上がります!
当り前のようなこの言葉を繰り返し反芻しましょう。
買えば下がってくるし……
売れば上がっていくし……
と、これは微妙な言い方ですね……
そうではなく、「上がったら下がる! 下がったら上がる!」を何度も繰り返します。
「上がったら下がる! 下がったら上がる!」を落とし込めていないことが勝てない根本的な理由であり、これこそが〝相場の本質〟だからです。
とても大事なことを話しています。
とにかく、相場は「上がれば下がり、下がれば上がる」を繰り返します。
相場の原理原則について
〝相場の本質〟と同様に、〝相場の原理原則〟はとても大事なことです。
まず、言葉の意味について見ていきます。
本質 『物事の本来あるべき性質や姿・形・現象』 |
原理 『物事、事象が拠り所とする根本的、普遍的な法則。 つまりは、‶そのこと〟について認識を成立させるための根本となるしくみ』 |
原則 『もともとの共通認識であり、多くの場合に当てはまる基本的な規則(決まり)』 |
つまり〝原理原則〟とは、『大筋の基本的な決まりや性質である』ということになるでしょうか。
これらを踏まえて、相場に当てはめた時に何が見えてくるでしょうか。
身の回りで起こることの現象の本質が、起こったことの背景にある概念的なことであるなら、前述したようにFXで言うところの、『上がったら下がる、下がったら上がる』という現象に当てはまります。
そして、普遍的な根拠が〝原理〟ということになるのであれば、たとえば下記のように考えるべきではないでしょうか。
いつまでも勝てないのは、
相場の本質すら理解できておらず、ルールも確立されていないからだ!
同じく〝原則〟が多くの場合に当てはまる決まりと言えるなら、たとえば下記のような考え方になるでしょうか。
勝てるようになるには、
相場の本質を理解したうえで、このラインを割ってきたら損切りをする(しない)!
繰り返します。
相場の本質、原理原則というものを意識、そして理解してこそ、勝ち続けることができるFXの世界を引き寄せるのだと思っています。
正しい相場の認識とは?
そもそも、正しく相場の本質を理解して認識するとはどういうことなのでしょう。
まあ、たしかに、相場の本質、原理原則の理解が深まったからといって、何がどう変わるのでしょうか。
前述した〝相場の本質〟、「上がったら下がる! 下がったら上がる!」。
なぜ相場は上がるのか、なぜ相場は下がるのかを理解することができなければ、正しい相場の本質を認識することに繋がりません。
相場とは人間の欲、期待である……。
と、よく耳にすると思います。
為替相場は、たとえばUSD/PJY(ドル円)であれば、ドルが欲しいという人がたくさんいて、円が欲しいという人が少なければ、米ドルの価値が上がります。
売られるものと買われるものの力関係、つまり、需要と供給のバランスによって値段が高くなったり安くなったりするわけです。
そこに介在されるのが人間の欲であり、期待値であり、負けたくないというお金への執着です。
そんな感情が渦巻いているわけです。
買いでエントリーしていた人は、相場が上昇していくと、
「まだまだ上がるぞ」
「もう利益も出てるし、反落して結局損にならないようにさっさと手仕舞っておこう」
と感情が動きますし、相場が下降していくと、
「うわ、下がってきたよ。どうしよう……」
「すぐに戻ってくるだろうし、このまままっていよう」
「損切りを入れたら、マイナスで終わりそうだから……」
と、焦燥感を募らせます。
そういった、もう買っちゃおう、売っちゃおうが相場の波を作っていきます。
この記事では、正しいの相場の認識として、上がる下がるの相場の本質が、人間の感情(心理)に裏付けられている、ということだけ理解してください。
そしてその本質、『上がったら下がる、下がったら上がる』です。
下記の記事は相場心理について書いています。
併せてお読みください。
まとめ
相場の本質は『上がれば下がる』『下がれば上がる』ということでした。
そしてその原理は? その原則は?
というお話させていただきました。
〝本質〟である『上がる下がる』はどこからくるものなのか、分析の根拠である〝原理〟と、行動の指針である〝原則〟を理解することこそが、正しい相場の認識に繋がっていきす。
相場というのは奥が深く一朝一夕に極められるものではありませんが、一度に多くを理解することが難しいのであって、ひとつひとつ頭に入れて整理していく、そんなイメージを持って勉強していくのがよいと思います。
成功に向かって、頑張りましょう。
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