『メンタル』とは心の動き、心理的なこと、精神面からくる感情、そういった総称として使われる言葉です。
「メンタルを鍛える」とよく耳にすると思います。
スポーツの世界、ビジネスの世界、それは様々なシーンで使われていますよね。
メンタルを鍛えればFXで勝てるようになるのか⁉
FXで勝てているからメンタルが強いのか⁉
今回は、『トレードをするうえでのメンタル』をテーマにお話しします。
この記事で解決してもらいたいことは以下になります。
・トレードに向き合うための、メンタルのあり方を知る
・メンタルを変えるのではなく、替えることの必要性を知る
では、よろしくお願いします。
FXに向き不向きのメンタルはある?
私は、FXに向き不向きのメンタルはない、と思っています。
そもそもがです。「あなたのメンタルはFXに不向きですね」と誰が誰に言えるのでしょうか。
どうしてそう言い切れるのでしょうか。そう言い切れる人は、何様なのでしょう。
自分がこうなりたい、これで食べていきたいと夢があります。挑戦は始まったばかりです。
そんなときに誰かさんから「性格的に不向きだね」とか言われて、
そうか、じゃあ諦めよう、となります?
あんたがFXの何を知っているんだ!
ちくしょう、絶対諦めないぞ!
鼻を明かしてやる!
そんな気持ちになりませんか?
挑戦を繰り返した結果、諦めることはあるでしょう。そこで初めて自分には向いていないかな、と。
根性論だけでは思うようにならないのがFXです。メンタルが強くなければ乗り越えられない壁はたしかにあります。軽い気落ちで、なるようになるだろうという楽観的な思いで資産を増やせる世界でないですから。
FXは資産を増やしていくことを目的としながら、資産が目減りする瞬間を享受してトータル勝っていくことです。矛盾やある意味理不尽に対して、微動たりもしないメンタル、に替えていくことはやはり必要なことだと思います。
結局、何が言いたいのかというと、FXに向き不向きのメンタルがあるのではなく、
勝つためにやることを、できるかできないか、
です。
そして、
FXで勝つために、やらなければいけないことをできるようにするために、
メンタルを鍛えるのではなく、替えていくのだと思っています。
では、メンタルを替えるにはどうすればいいのでしょうか。
メンタルを〝かえる〟には
FXで成功するために、〝トレードをするメンタル〟に替えていきましょう。
トレードをするメンタルに替える方法は、ひとつしかありません。
それは、FXで勝つために必要なスキルを習得してしまう、ということです。
どういうことか。
メンタルを変えようとするのではなく、人間の持っている弱いメンタル(マイナス部分)を、勝てるルール(手法)を身に着けることで補い、別のものに替えてしまうのです。
メンタルを変える、ではなく、メンタルを替えるのです。
メンタルを鍛えるとか、自分が変わる必要はありません。
前述したように、FXに向き不向きのメンタルはないと思っています。だれもがFXで成功できる可能性があります。
たしかに、〇〇な考え方をしているからいつまでも勝てないんだ、はあるでしょう。
でもそれはFXに向いていないのでもなく、自分(メンタル)を変えなければと意識する必要もありません。
もし、あなたが、自分は弱くて〇〇な性格だからFXに向いていないと思うのであれば、弱くて〇〇なままでも淡々と損切り、利確ができるルールを確立すればいいのです。
そう、思いませんか?
メンタルを変えるのではなく、メンタルを替える。
そう、何度も復唱してください。
次に、無駄なトレードを繰り返して自分のメンタルの弱さになんとかならないものかと頭を抱えている方に、こんな風に思ってトレードをしてみませんか? という話をします。
メンタルを平穏に保つ「様子見」という言葉
相場分析をしました。
「買いの勢力が強いぞ。どんどん上がっていきそうだ」
「よし、エントリーポイントにきたぞ!」
そうしてエントリーをしたのはいいのですが、天井掴みだったか反転、あっという間の損切りにでもなろうものなら頭に血が上ります。
ドテンでエントリーか、他の通貨ペアではどうだ、血眼になってエントリーができそうなポイントを探します。
「お、あった! これでさっきの負けは取り戻せるぞ!」
その後の結果はさんざんです。連敗からも脱出できません。もはやルールなんて度外視です。
何かに憑りつかれているのか、もう自分の意志では抜けられません。
それでも、さすがに、自分は何をしているんだと気づく瞬間が訪れます。ようやく冷静にはなっているので、後悔やこの世の無情が襲ってきて、身悶えます。
考え方を変えていきましょう、という話をします。
まず、FXで勝てるようになるまで、安定して月間プラスになるまで、1つの通貨ペアに絞ってトレードすることをおすすめします。
通貨ペアの癖の発見等々に、最初は時間を割くべきではないです。
そして、その日最初の分析において、ルールに則って、今日中にエントリーができそうにないと判断したら、
「いまは様子見」ということで、少なくともその日はチャートを見ないでください!
ちなみに、デイトレードスタイルである、という前提です。
「いまは様子見」という自己暗示です。
これが利きます。
そして、これは訓練だと思ってください。慣れるまでかなり精神負担はあるかと思いますが、メンタルを替える材料の一つとして、「いまは様子見」を実践してみてください。
たしかに、今日中にエントリーができそうにない、という判断が難しいのがFXです。
今回のこの記事では、「いまは様子見」を実践することで無駄なトレードが激減、当然勝率は上がってくる、とインプットしてもらえればと思います。
トレードは複雑怪奇です。
8~9割のひとたちが撤退を余儀なくされる世界だとしても、心と体のバランスを崩して、最悪は病気になるなどあってはならないのです。
メンタルを替えて、変わりましょう。
まとめ
FXに向き不向きのメンタルはないというお話をしました。そんなこと誰が誰に判断するのだ、と。
勝つためにやることをできるかできないか、そのためにメンタルをかえていく努力は必要であるということ、メンタルを鍛えるのではない、ということもお伝えしました。
弱いメンタルな部分を、勝てるルール(手法)を身に着けることで補う。つまり、メンタルを変えるのではなく、メンタルを替えるというお話をしました。
まずはひとつの材料、「いまは様子見」をやってみて、無駄なトレードが減っていくのを実感してください。
メンタルについては様々な角度でお伝えできると思っていますので、また別の機会に、違った形でお話させてもらいます。
成功に向かって、頑張りましょう。
コメント