指値、逆指値……。
実は私、理屈を覚えるまで頭がこんがらがっていました。
なぜ、注文を出すのか???
今回は指値注文、逆指値注文についてお話したいと思います。
この記事で解決してもらいたいことは以下になります。
・値動きを追い掛ける癖をつける
・指値注文、逆指値注文を知ってエントリーに活かす
ただエントリーをするのではなく、
見えない先の値動きの予測を立てやすくしたいですよね。
では、よろしくお願いします。
注文ということ
何故注文を出すのか……?
ここでは、
何故注文を出すのか?=どういうときに注文が出せるのか?
という解釈で見ていきます。
相場分析をします。
その根拠から想定、プランを立て、エントリーポイントを絞っていきます。
そのとき、待ち伏せの注文なのか、それとも、追い詰めてからの注文なのか、
これが「ここはこどういうときに注文が出せるのか?」という意味になってきます。
注文のタイミングは2種類です。あえて繰り返しますが、
〝待ち伏せての注文〟と〝追い詰めてからの注文〟です。
そしてこれが、後に話す、指値と逆指値の概念になります。
世界中のトレーダーが様々な方法で分析を行い、
「ここは指値だ!」、
「ここは逆指値だ!」
と狙いを定めていきます。
乗り遅れないよう、こういう形になれば買い、
こういう状況になれば売る、
と極めて優位性の高い判断のもとで、
エントリーをしていかなければ、ですね。
指値と逆指値の概念を深く理解したうえで、日々のトレードを行っていきましょう。
次は新規注文の指値、逆指値の考え方をお話します。
新規注文について
新規注文は新たにポジションを持つことを言います。
「当たり前じゃないか! わかってるよ!」と怒られそうですね。
まず、前述したように、
注文のタイミングは〝待ち伏せての注文〟と〝追い詰めてからの注文〟の2種類です。
ここで指値・逆指値の話です。
新規の指値注文とは、
買いの場合であれば現在の価格よりも低い価格を指定する注文です。
売りの場合であれば現在の価格よりも高い価格を指定する注文です。
新規の逆指値注文とは、
買いの場合であれば現在の価格よりも高い価格を指定する注文です。
売りの場合であれば現在の価格よりも低い価格を指定する注文です。
〝待ち伏せての注文〟と〝追い詰めてからの注文〟の意味はこういうことです。
(下記の図は、買いの場合で説明しています。)
〝待ち伏せの指値〟〝追い詰めの逆指値〟と覚えてもらうといいかと思います。
分析して引いてきた水平ライン、
サポートラインでの反発狙いは買い指値、レジスタンスラインのブレイク狙いは買いの逆指値注文ということなります。
売りの場合は、逆に考えて、
レジスタンスラインでの反発狙いは売り指値、サポートラインのブレイク狙いは買いの逆指値注文、ということがおわかりいただけたでしょうか。
次は決済注文における指値・逆指値の考え方です。
決済注文について
前述した新規の指値・逆指値注文を踏まえて、今度は決済のときの注文について考えましょう。
ここは新規注文と同様に、どうしてここで決済注文を入れておくのか、ということを考えていくことになり、重要なサポートやレジスタンスラインを強く意識するようになれば、決済しなければならないポイントが見えてきます。
では、決済の注文を入れる、
とはどういうことなのでしょう。
決済はその結果、利益を確定することになる、もしくは損失を確定することになります。
決済の指値注文とは、
利益確定をする場合に入れておく注文になります。
決済の逆指値注文とは、
損失確定をする場合に入れておく注文になります。損切注文やストップロスと呼ばれています。
(※ただ、現在地より少しでも有利になる、つまり含み損を減らすことができる状況に置く、損失確定で入れる場合もあるのですが、ここでは、利益確定をする場合に入れておく注文と覚えておいてください。)
逆指値注文を入れておく理由は、損失の幅を事前に確定しておくことにあります。資金管理のうえでとても重要なことであり、資金を大きく減らして相場からの退場を余儀なくされないように、トレードを続けていけるように行う注文になります。
分析において重要ラインを見つけて利確目標とする意味、
一定の水準で損失を確定しておかなければならない意味、
別の機会でもう少し掘り下げてお話したいと思います。
まとめ
トレードしていくうえで、しっかりと指値、逆指値という言葉の概念を理解しましょう、というお話です。
注文の観点から指値、逆指値について理解を深めてもらえればと思いました。
新規注文においての指値・逆指値、
決済注文においての指値・逆指値、
についてお伝えしました。
指値・逆指値注文のほか3つの注文方法を以下の記事で紹介しています。
新規ポジションを持つときの〝待ち伏せの指値〟〝追い詰めの逆指値〟は必ず覚えてください。
指値・逆指値注文については、実際のエントリータイミングの説明と併せて、これもまた別の機会にお話ができればと思っています。
成功に向かって、頑張りましょう。
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