エントリーした途端に逆行して含み損が膨らむことは、トレードでは当たり前のように起こることです。
だけど、これがけっこうな苦痛です。
「どうしてこんなに自分はトレードがヘタクソなのだ~」と頭を抱えます。
今回は、『含み損を抱えたときのストレスの対処方法』をテーマにお話しします。
この記事で解決してもらいたいことは以下になります。
・ストレスをストレスと思わないマインドを身に着けたい
・ストレスを極力抱えないエントリーポイントを知りたい
この記事を最後まで読んでもらえれば、含み損のストレス対処が上達に繋がっていく、と理解できると思っています。
では、よろしくお願いします。
含み損というものを考える
相場とは波です。
そしてその本質は、‶上がったら下がる〟‶下がったら上がる〟です。
【関連記事】こちらもお読みください。 「相場とは? 相場の本質を知らなければ、FXは勝てない!」 |
であるなら、たとえば買いでエントリーをしたとして、その瞬間からひたすら上に伸びていくのは不自然ですよね。
もちろん、一気に直線的に伸びて利確ポイントまで到達してくれることはありますが、下がったりもしながらも上へ上へと、がやはり自然ではないでしょうか。
問題は、その‶下がったり〟が最初にきたときの含み損ですよね。
これがストレスなわけです。
ましてや、ボラティリティがあってけっこうな速さで損切りラインに近づこうものなら……。
ただ、まずは理解しなければならないのが、
それが含み損、ということです。
そして、FXにはスプレッドというものがあります。
たとえば、円をドルに交換する場合とドルを円に交換する場合とで、それぞれに異なる交換レートが提示されます。
その価格差がスプレッドですよね。
スプレッドが実質的な取引手数料(取引コスト)だと言われています。
お分かりかと思いますがエントリーしたときは、この取引手数料分の含み損を抱えていることになります。
だから、FXは必ず含み損を抱えるのです。
まずはその現実を受け入れなければなりませんね。
買っても下がらない、売っても上がらないポイントはあるのか!?
どこまでの含み損に耐えられるのか、どこまで利が伸びれば利確するのか、これはエントリーするときに決めておくことです。
それでも、ルールに則って行動しても、当然、含み損を抱えたときのストレスは発生します。
このストレスを回避するには、エントリーした途端に思惑通りに値が伸びていくところ、スプレッド分の含み損も瞬時に含み益に変わっていくポイント、を見つけることです。
……これって、口で言うのは簡単だけど、という話ですよね。
そう、このポイントを探るのが難しい。
ただ、それでも、含み損を抱えることを踏まえて戦略を立てることです。
そして、含み損が一定時間あってもいいという前提にしつつ、エントリーした途端に思惑通りに値が伸びていくポイントを探っていきます。
これは気持ちの整理のようなもの、儀式のように捉えてもいいのではないかと思います。
どれだけ熟練されたトレーダーでも、含み損を抱える時間がほぼなく利が伸びていくエントリーを、毎回できるものではありませんから。
とにかく大事なのは結果がどうであれ、ルールに則ってシナリオを作り、エントリーした途端に思惑通りに値が伸びていく(であろう)ポイントに来るまで待つ、ということです。
以下は、5分足チャートのエントリーポイントの例です。
上位足では、売優勢の判断をしたという想定です。
勝利の行方は、もう上がっていかないというところまで待ち続けることができるか、です。
図の‶もう上がらない!〟は絶好の売りポイントです。ストレスはほぼないトレードだとわかると思います。
このように‶買っても下がらない、売っても上がらないポイント〟はある、そして待つ、ということです。
そもそも含み損は気にしない、ということ!
スプレッドの含み損から始まり、そもそも毎回勝てるものではないトレードです。
そう考えると、含み損を抱えることにストレスを覚えるのは意味のないことに思えてきます。
エントリーすれば必ず含み損を100%抱えます。
とにかく考えることは、優位性のあるエントリーポイントを探し、まつことです。
そしてそこに到達すれば含み損のことは何も考えずにエントリーです。
様々な要因で思惑とは逆に動いて、大きく含み損を抱えることもあるでしょう。
・シナリオが外れる
・そもそもの判断が間違っていた
・ファンダメンタルズ的な影響で急騰、急落
これはトレードというお仕事の一環です。
だから何? と思えればいいのでしょうね。
含み損を抱えることはお仕事の一連の流れ、一部に過ぎないのです。
含み損は気にしません。
含み損を気にするのではなく、そのエントリーがルール通りであるのか、そしてその結果がどうだったのか、です。
無駄な意識は極力排除して、トータルの結果をプラスにしていきましょう。
まとめ
今回は含み損というものを考え、
最良のエントリーポイントはあるのか?
そもそも含み損は気にしなくていいものだ!
という流れでお話ししました。
ストレスをストレスと思わないマインドを身に着けたいものですが、含み損を抱えることはお仕事の一連の流れ、その中の一部に過ぎないということもお伝えしました。
含み損を気にするのではなく、
・そのエントリーがルール通りであるのか
・そしてその結果がどうだったのか
です。
成功に向かって、頑張りましょう。
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