FXリスクリワードとは? 勝率の関係性とその活用方法を解説! 

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勝率をどこまで意識しているでしょうか?

どこまで?
何を言っているんだ! とことん意識するに決まっているじゃないか!
だって、できれば勝率100%で、1回だって負けたくないんだから!

たしかに、突き詰めればそういうことですよね。

勝率100%という極端な話ではなくとも、やはり高い勝率は目指したいところです。

しかしながら、勝率だけに目がいくことは危険です。
9回の勝ちでも1回の負けで積み上げた利益を失くしてしまうことは……起こるものです。

今回は、勝率の落とし穴といった話ではなく、『〝損失〟と〝利益〟その比率についてと、勝率との関係性』をテーマにお話しします。

この記事で解決してもらいたいことは以下になります。

資金管理ルールを構築する
メンタルが崩壊しない利確、損切りポイントを知る

では、よろしくお願いします。

リスクリワードとは?

損失と利益の比率、それがリスクリワードである、とまずは理解してください。

たとえば損失が10pips、利益20pipsであれば、リスクリワードは「1:2」ということになります。

リワード(取りに行く利益)より、リスク(ここまでは許容する損失)の比が小さい方がいいことは当然わかります。
逆にリスクの比が高い場合では、勝率を上げていかなければならないことも想像できますね。

勝率とリスクリワードが密接な関係にあることが、

おぼろげと見えてきます。

リスクリワードから、〝リスクリワードレシオ〟と言われていている指標が出ます。
計算式は以下になります。↴

上記計算式は平均Pipsで表記していますが、ひとつひとつのトレードに置き換えて考えてみます。

リスクリワードレシオが1を超えていれば、勝ちトレードPips(分子)が大きいので利益が出るということがわかります。
1を切れば負けトレードPips(分母)が大きいわけなので、そのトレードは損益となります。

リスクリワードレシオが大きい方が望ましいことは説明するまでもないでしょうし、1より小さい数値のトレードを繰り返すことは、トータルプラスで終わることが難しくなってくる、と同時に理解できます。

次は勝率との関係性についてす。

リスクリワードと勝率との関係

リスクリワードレシオが小さいと勝率を上げていかなければならない、

その理屈を考えていきたいと思います。

勝率が50%でリスクリワードレシオの数値が違う場合と、
リスクリワードレシオが1で勝率が違ってくる場合。

勝率が高くてリスクリワードレシオが大きい、が有利であることは一目瞭然なわけですが、たとえば勝率が50%ではなく70%であれば、リスクリワードレシオが1.5でなくとも1でプラスになることも表からわかります。

もう少し具体的に見ていきます。
たとえば↴

勝率50%でリスクリワード 2:1(リスクリワードレシオ0.5)の場合と、
勝率50%でリスクリワード 1:3(リスクリワードレシオ3)の場合。

A表のように勝率50%、つまり2回に1回勝ったとしても、資金は減ってきます。
B表で考えれば2回に1回は負けていますが、損失幅が小さいので利益が残っています。

次は、勝率70%に上げて同じように見ていきます。
たとえば↴

リスクリワード比率 3:1(リスクリワードレシオ0.333…)の場合と、
リスクリワード比率 2:1(リスクリワードレシオ0.5)の場合。

勝率70%はかなりの好成績であると私は思っています。

A表とB表を比べ、さすがに勝率70%と高いので、リスクリワードを少し改善すれば、損失幅が少々お高めでも利益が残ります。

リスクリワードと勝率の関係は見えてきたでしょうか。
そして同時に、冒頭でお話しした勝率だけに目がいくのは危険、ということも見えてきますよね。

そうです。
勝率を上げるためにリスクリワードレシオを下げてはいけません。

1回の負けでこっぴどくやられる、と……

損失幅を改善したB表を見てもわかる通りです。
たとえば2連勝しても、1回の負けで無かったことになるほどのインパクトがありますから。

次はリスクリワードをどう活用してくのかについてです。

リスクリワードを活用する!

リスクリワードをどう活用していけばいいのか。

トレードは負けることがあります。
これは避けることはできません。

そしてその事実は、不確実な相場を完璧に操作をすることは不可能ですよ、と訴えてきます。

ただ!
収支が利益となる確率を高めることはできます。

そこでリスクリワードを活用、損失と利益をコントロールすればいいのではないか、という思いに至ります。

分析の基、エントリーができそうだと、
そのとき、利確はどこで損切りはどこになるのか、
そして、リスクリワード比率(リスクリワードレシオ)が決まります。

ここで精神的な苦痛があるとすれば、たとえば自分ルールに則ればここはいいエントリーチャンスだと言える場面でも、リスクリワード比率が悪ければ様子見とした方がいい、そんなときです。

しかし、いずれにしても、トレードにおいてエントリーの精度を上げていくには、様子見は絶対条件です。

自分ルールのひとつとしてリスクリワードレシオの数値を決める条件に合わなければエントリーしない、そしてそれは、リターンもかなり望めて良いエントリーができる確率も上がる、という流れです。

とにかく、期待値が高いトレードがしたいわけなので、そのためにもリスクリワードは見ていきましょう、ということです。

繰り返します。
自分ルールに則った分析において、

  期待できる利確ポイントは?
  許容する損切りポイントは? 

そして、

 リスクリワード比率(リスクリワードレシオ)は?

さらに、

 エントリーする条件は、損切りの幅よりも利益幅が大きい

です。

利益幅は損切り幅よりも2倍ほしいところ、でしょうか。

リスクリワードレシオ2、ですね。

勝率に執着せずに、トータルで利益を残すことができるよう意識を向ける、
エントリールールに、リスクリワードレシオの数値を条件に取り入れることをお勧めします。



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まとめ

勝率をどこまで意識しているのか、をお聞きしました。

次に、リスクリワードと勝率の関係を見ていきました。

リスクリワードレシオが小さいと勝率を上げていかなければならない、その理屈、危険性も含めて考えました。

リスクリワードをどう活用していけばいいのか。

自分ルールに則った分析において、
期待できる利確ポイントは?
許容できる損切りポイントは?
そして、リスクリワード比率は?

エントリーする条件は、損切りの幅よりも利益幅が大きい、です。
リスクリワードレシオ2が目安になるでしょうか。

勝率に執着せずにトータルで利益を残すこと、そのためにもエントリー条件にリスクリワードレシオの数値を取り入れてみてはいかがでしょうか。

成功に向かって、頑張りましょう。


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