PDCAサイクルというものをご存じでしょうか。
事業を計画して回していく、もしくは既存の業務管理を継続して管理していく手法のことを言います。
FXはビジネスです。一攫千金のギャンブルではありません。
FXに置き換えて考えてみたサイクル、プランニング、実行、検証の3つについて、
今回は『勝つために、勝ち続けるためにやるべきこと』をテーマに、とても大切なことをお伝えします。
この記事で解決してもらいたいことは以下になります。
・FXはビジネスである、ということを知る
・トレードにおけるプランニングというものを知る
・負けトレードを減らすため、検証の大切さを知る
では、よろしくお願いします。
プランニング
FXトレードはビジネスです。
新しいビジネスに取り組むとき、事業計画というものを立てます。その中には収支計画も当然含まれます。初期費用は? どの時点で黒字回収していけるのか? その目途は? どうなれば継続判断とする? 事業からの撤退は?
FXも同じです。エントリーひとつひとつが新規の取組みだと言っても過言ではありません。
私はそう思って取り組んでいます。
上がりそうだから買う……
下がりそうだから売る……
言ってみればそうなのですが、これでは適当も甚だしいです。ギャンブルになってしまいます。もちろんビジネスはその要素はあります。すべての事業が大当たりするわけではないですし、大きな損失を出して撤退を余儀なくされることもあるわけですから。
事業を成功させるために、たとえばプロジェクトチームを組んでいるのなら、メンバーの英知を結集して緻密に計算、いくつもの反証も重ね、これならいけるという企画書を作ります。そしてプレゼンが通ればプロジェクトは進んでいきます
繰り返しになりますがFXも同じです。
まず私であれば、日足から4時間足→1時間足と見ていきます。
自分ルールに則ったマルチタイムフレーム分析により、今日はエントリーができそうか、が決まります。
状況からみて今日中のエントリーができそうだとなれば、さらに下位足の分析に移っていきます。
1時間足→5分足、と。
と、ここではざっくりと書きましたが、実際は細かな分析です。エントリーまでのシナリオも立てます。
とにかくプランがなければ始まりません。エントリーしてはいけないです。絶対にしないでください。
……いえ、
〝だめ〟とか 〝よい〟 の話ではありませんね。できないです。
次はサイクルの2つめ〝実行〟についてお話します。
実行

トレードをする労力の大半をプランニングに使います。
時間をかけた後、状況を鑑みて実行ということになるのですが、
ずばり、実行とは、
決断する、
ということです。
エントリー前であれば、
エントリーするのか、様子見なのか、
エントリー後であれば、
損切りするのか、利食いするのか、
になります。
ただし、損失幅や利益幅はあらかじめ決めておくことができます。少なくとも損失は限定できます。逆指値注文を入れておけばいいわけです。
【関連記事】こちらもお読みください。 「FX新規、決済注文について! 指値・逆指値を知る!」 |
リスクリワードとも言われていますが、損失幅や利益幅をプランニングの中に盛り込んでおきます。これは資金管理の一環です。これについても別の機会にお話します。
【関連記事】こちらもお読みください。 「FXで資産を継続的に増やしていく!資金管理の考え方!」 |
実行は、言わば瞬間的なことです。瞬間的、刹那的だからこそ、「ええい、ままよ」となりがちです。これは危険です。いえ、これが危険です。
プランニングに時間をこれでもかというほどかけて、まって、まって、まって「ここだ!」とカチリ、クリックをしました。エントリーです。
このとき、自分の心の動きはどうですか?
「よし頼む、思っていた通りに動いてくれ」
そうなってはいませんか?
これはだめです。
エントリーをした瞬間に、こうなってくれと願うのはだめです。
プランニングの段階でこうなっていく想定が組み込まれていて、さらにはこうなれば損切り、こうなれば利確が組み込まれているはずなのですから。
とにかく根拠に基づいて想定し、優位性があるかを判断、そして実行ということになります。
次は検証についてです。
検証
勝った場合でもプランニング通りだったのか、ルールは守れたのか、反省点は何もなかったのか。
負けたときは徹底的に原因探しです。とにかく納得がいくまで追究してください。
もちろん見つけた原因を加味してルールに組み込み、同じことを避けていたとしても負けることはあるでしょう。
それでもまた、
納得いくまで追求することを繰り返してください!
負けエントリーの反省と検証を繰り返すうちに洗練されていきます。そしてトレーダーとしてのスキルは上がっていきます。
検証というのは、その手法のバックチェックを行うことも検証です。勝率は? このロット数で利益はどれくらいになる? これも大切なことです。
でも、私が大事にしたいのは、1回1回のトレードの検証です。とくに負けた理由を探す検証です。これをひたすら繰り返す、それが勝てるようになるための近道だと思っています。
徹底して負けを追求して、負けパターンを抽出して、負けるエントリーを潰していく。そして独自の手法を作り上げていくのか、
教材にある手法のバックチェックを行い、再現性を求めてその手法を習得して我が物にするのか、
どちらでもいいと思います。私は前者でしたが。
結局のところ、手法を作り上げるにしても、手法を習得するにしても、手法を身に着けるための検証です。
まとめ
FXは一攫千金のギャンブルではなく、ビジネスであるとお伝えして、
PDCAサイクルならぬ、FXに置き換えた場合のサイクル、
プランニング、実行、検証の3つのサイクルを見ていきましょう、という話をしました。
〝プランニング〟はビジネスでいうところの事業計画
〝実行〟は決断
〝検証〟は負けエントリーの反省を繰り返してトレードスキルを上げていくこと
FXで勝つためのサイクルです。
繰り返し、繰り返し、身体に染込むまで意識して、このサイクルを回してください。
成功に向かって、頑張りましょう。
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