いま、まさにエントリーをしようとしています。
クリックする前にマウスから手を離して腕を組み、
たとえば買いでエントリーをしようと思っていたのなら、それは本当に上がるのか? もう下がらないという情報はあるのか? といま一度考えてみましょう。
エントリーを試みようとしているのですから、これは上がっていくパターンだ、という判断はあるのでしょう。
ただ、しかし、です。
FXで勝ててない大多数の人は、反転していき泣き叫ぶのです。
そして思うのです。FXは、ほんとうに難しい、と。
今回は、『FXが難しい理由』をテーマにお話しします。
この記事で解決してもらいたいことは以下になります。
・FXが難しい理由をあらためて知る
・わからない、ということを知って無駄なエントリーを減らす
・疑って様子見をして勝率を上げていく
では、よろしくお願いします。
FXは難しい!?
ずばり、FXは難しいです!
その理由や理屈がわかっていないというか、上手く説明できない人は多いのかもしれません。ただ、難しいと感じてしまう理由については、明確にいくつかあると思っています。
たとえば、
▶不確実性が極めて高いこと
▶予想が無意味であること
▶マインドに大きく左右されること
▶ギャンブル性が高いと頭に刷り込まれていること
が挙げられるでしょうか。
絶対の答えがない以上、不確実なのはもちろんのこと、規則性もありはしません。
上昇しているし、まだ上がるだろうという予想のエントリーでは勝てません。たまたまプラスで手仕舞いできることはあるでしょうが。
チャート分析をして予測を立てる、言わばそれだけなのですが、欲にがんじがらめになって、冷静な判断ができなくなります。
損切になる瞬間の精神面がどうでしょうか。
もう少しまっていれば……
せっかく出た利益だ、決済しちゃえ……
マインドに支配されます。
そして、一攫千金で相場に参加してくる人たちは、やはりギャンブル思考です。
「FXなんてしょせんギャンブルじゃないか」
こういった思考を頭に刷り込んだ状態でFXに参加してくる人たちは、FXは難しいと感じると思います。
むしろ、やっぱりそうだった、やっぱりギャンブルだった、と退場していくのでしょう。
運だけに頼ったトレードで、相場の世界に留まり続けている人はいないでしょうから。
純粋にビジネスチャンスだと捉えて勉強に取り組んでいる人たちにとっても、紹介したこういった理由は、FXを難しいと感じる要因になっていると思います。
わからなければ、わからないと認めよう

エントリーしたポイントがとてつもなく強力なサポートあるいはレジスタンスライン付近だった、ということってないですか? 思惑の方向にまったく動いてくれず、とめられ、とめられ、最終的には逆方向にブレイク!
まさに、俯瞰して相場を見ていないことが招く結果です。
これは、その判断を疑ってかかれていない、という言い方もできるのだと思います。
疑って留まっていれば……後の祭りですね。
判断を疑い、留まるという行動の前にすることがあります。
それは、わからない相場は様子見をする、という行為です。いまは手を出さないということですね。
このマインドはとても大事です。必要以外のことはしない、という強い意志、メンタルが必要にもなりますが。
【関連記事】こちらもお読みください。 「FXトレードのメンタル管理! それは鍛えるものなの?」 |
いまはレンジ相場なのかトレンドが発生しているのか、胸の内がもやもやとして晴れないのなら、それはもうわからない、でいいのではないでしょうか。
無理やりシナリオを作る必要などないのです。
静観しているか、ほかのことをやっていましょう。
それが無難です。ほとんどの場合、迷いがあるエントリー判断は、負けます。それは悲しいくらいに。
チャンスを逃してしまう、ということがあるかもしれませんが、トータルで考えたとき、どれだけ利益を残っているのか、です。
とにかく、そのエントリーを疑う以前の段階、
わからない相場は様子見! です。
とにかくその判断を疑ってみる
わからないものはわからない、そして様子見。
これだけても無駄なエントリーは少なくなり、勝率は上がっていきます。
さらに勝率を上げるには、
いままさにエントリーをしようとしている自分の判断を疑う、
です。
・得意の局面であるか ・自分自身が理解できているのか (しっかりとシナリオに落とし込んでいる内容なのか、訊かれたら明確に説明できるか) ・疑い、不安は欠片もないのか |
とにかく、疑って疑って、疑っていきましょう。
相場には上昇、下降、横ばい(レンジ)の3つの局面しかありません。そして7,8割は横ばいのレンジ相場だと言われています。実際に私の経験値でもそう感じています。
チャート分析を行い、ここから伸びていくとう予測からエントリーをするわけです。
ですが、
ほんとうにそこから伸びるのですか?
伸びていくと判断した方向に、抵抗帯はないですか?
売りと買いの拮抗地点、小競り合いが起きるところではないですか?
疑って疑って、疑っていきましょう。
はっきりと明確に、自信をもてたところでのエントリー!
それでいいのです。
まとめ
その買いエントリーは本当に上に伸びていきますか?
もう下がらないという情報はありますか?
不確実な相場において、この自問にはどういう意味があるのか。
それは、わからないものわからない、と認めることと、いま一度自分の判断を疑って留まることで無駄なエントリーを減らし、勝率を上げていこうというお話しです。
疑って疑って、疑っていきましょう。
明確な根拠、自信をもてたところでのエントリーでいいのです。
成功に向かって、頑張りましょう。
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