買いたい人たちがいて、そしてその人たちは買う。
売りたい人たちがいて、そしてその人たちは売る。
ただ傍観する人たちも、そこにはいる。
FXは思惑の集合体です。うごめく大衆心理の巣窟です。
ひとたび足を踏み入れたら、二度と抜け出せくなる……。
と、私は何を言っているのでしょうか。
FXはそんなおどろおどろしいものではありません。

今回は売り買いのトレーダー心理をテーマにお話したいと思います。
この記事で解決してもらいたいことは以下になります。
・値動きのパターンを追いかける思考を身に着けたい
・チャート分析スキルを上げて、優位性の高いエントリーポイントを探したい
・売り買いの攻防につかまらないトレードをして、精神疲労を減らしたい
では、よろしくお願いします。
大衆心理! 売りと買いが織りなすチャート

相場は上がったり下がったりを繰り返します。これが相場の本質です。

相場が上昇しているから、押し目で買います。
相場が下降しているから、戻りで売ります。
これがFXの王道だと私は思っています。
しかしながら、それだけではないのがFXです。
トレードは言わば心理ゲーム、チャート分析をするうえで、テクニカル的なものだけではない、ということです。
人の心理、様々な思惑から値は動きます。
そしてチャートが出来上がります。
私たちは日々分析をして売ったり買ったり、様子見を繰り返します。
その売り買いがまた値を動かしてチャートは更新されていきます。
値動きはチャートパターンを作ります。
チャートパターンが、いまが売りのタイミングなのか、買いのタイミングなのか、の判断材料になります。
その材料をもとにまた売ったり買ったり、様子見をしたりします。
小さい資金でトレードをしている私たち個人トレーダーは、機関投資家、ヘッジファンド等々、巨大な資金でトレードがされている同じ土俵の上で、いかに資金を減らさないようにするのか、を考えなければなりません。
損益は売る買うのエントリータイミングで大きく左右されることは言うまでもないことだと思います。
漠然とした判断で売り買いをすることは危険です。ほぼ負けます。まあ負けます。こうだろう、こうなってくれ、はギャンブルですから。
長期目線でみたとき、ギャンブル思考で勝ち続けることは難しいです。
トレードは心理ゲームであり、たとえテクニカルだけでないとしても、FXというのは売られてる、買われているが織りなすチャート(パターン)を分析して判断材料を見つけ、優位性の高いエントリーポイントを探していくものです。
大衆心理! 売りと買いの攻防

冒頭でも表現しましたが、相場は大衆心理がうごめいています。
資産を増やしたい。
マイナスで終わりたくない。
人の欲、負けたくないという恐怖から生まれる様々な心理が働きます。葛藤があります。そんな思いでエントリーが繰り返されています。そして買いたいひとが多ければ、値は上に動いていきます。売りたい人が多ければ下に動いていきます。
もはや値動きが人々の思いであることはおわかりだと思います。
では、値が動かないというとき、相場で何が起きているのか。
そうです、それは売りと買いの攻防です。
力は拮抗しているということです。
それがレンジ相場を作ります。
ちなみに私は、レンジ相場は様子見で傍観することが圧倒的に多いですね。
売り買いの攻防が起きる理由はいくつかありますが、そのひとつとして、大衆が意識するライン(水平ライン、トレンドラインやたとえばフィボナッチリトレースメントの38.2%や61.8%であるとか・・・)があるところは売り買い力が拮抗することが多いです。
また売り買いの攻防が起きることでフラッグやペナントといったチャートパターンを作り出します。

次は攻防の決着がついたときのお話です。
大衆心理! 売りと買いの決着

売りと買いに決着がついたとき、値は大きく動き出します。
これはあまり多くの説明はいらないでしょうか。

売り買いの攻防により三角持ち合いが形成されています。
小競り合いが続き、そしてラインを上抜けたところで大きく動き出しました。
売り買いの攻防に決着がついた相場の動きになるわけですが、
この局面でのエントリーポイントは、トレーダーによって意見が分かれるところではあると思ます。
狙うはブレイクポイントか、一度押し目を作って(戻してきて)からのポイントか。
ただ、ブレイクエントリーは、騙しの危険があるので注意が必要です。長い上ヒゲを作ってそのまま急落していくなんてことはよくあることです。
これは上位足の状況にもよります。一概にどちらが正しいというものではありませんが、前述したように私であれば押し目を待ってエントリーします。
エントリーポイントの解説もまた別の機会でできればと思っています。
まとめ
買いたい人たちがいる。売りたいひとたちがいる。
FXは思惑の集合体です。トレーダーの心理によってチャートが作られていくというお話をしました。
値動きが人々の思いである、ということです。
損益は売り買りのタイミングで大きく左右されます。
漠然とした判断では勝てません。
ギャンブル思考で勝ち続けることは難しく、チャートを分析して優位性の高いエントリーを続けなければならないことをお伝えしました。
売りと買いの攻防が続けば続くほど、決着がついたとき大きく値は動きます。
買いに軍配が上がれば、上昇していきます。
FXで継続して勝つために、大衆心理がどのようにチャートに反映されるのかはとても重要です。
しっかりと身に付けていきたいですね。
成功に向かって、頑張りましょう。
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